10月2日(日)
とうとうきむらとしろうじんじんさんの
野点に行くことが出来て、
マイ器を手にすることができて、
しみじみ…。
スタッフの皆さんの
適切なそしてさりげないアドバイスのおかげで、
焼き上がりをイメージしながら、
楽しく絵付けができた。
一応、中に桜の花ビラ風なものを…。
心配りと温かい雰囲気、
きむらとしろうじんじんさんの人柄には
本当に何か大切なものを教えていただいたように思う。
何より、
じんじんさんの楽焼の器が
どれも、皆、とても良くて、
温かかった。
素焼きの器に絵付けをして、
じんじんさんが釜で焼いてくれる。
取り出して、
まっかに焼けた器を新聞紙の沢山入った
火鉢のようなふたつきの器で
しばらく保温してから、
今度は水(?)に一気につける。
その時に、ヒビが入って楽焼の茶碗ができるみたいだった。
じんじんさんの
ゆっくりと丁寧な
操作の一部始終を観ながら、
ひとつひとつとても大切に出来上がった器は
どれもいい味わいがあった。
夜になって、
焼きあがった器を取りに行き、
その器で、
じんじんさんにお抹茶をたてていただいた。
丹波の黒豆のお茶菓子がおいしく、
お薄がとてもおいしかった。
じんじんさんはその時、
「もしも、塗りが足りないところがあって、万が一少し水が
染み出るようだったら、
お粥さんを薄くのばしたものを入れてしばらくおいてくださったら、
大丈夫ですから…」
「すすくささがはじめあるかもしれませんが、
だんだんととれていきますから」
↑などなど、京都弁で教えてくれはった。
古来から、日本の強力な「糊」として、
ご飯があった、ということに、ただ感心して、
じんじんさんの楽焼き茶碗を、
本当に大切にしようと思った。
一日、出たり入ったりして
途中、お昼と夜のご飯のしたくに戻りながら、
行ったり来たりで落ち着かなくて
なんだか申し訳ないなあと思いつつ、
とても楽しい一日だった。
そして、いつもながら、お友達のcherryさんの
さりげない後押しのおかげで実現した一日だった。
御礼!
cherryさんの焼いた器も、とてもよかった!
じんじんさんの楽焼き茶碗は
ひとつひとつ違っているだけど、
どれも、垢抜けていて温かい器だった。
他の方達のも、いい味のものばかりで、それを観ているのもまた、
楽しかった。