先日ぜいたくな蟹玉を作った。
たぶん、もうそんなに食べることはないかもしれない
贅沢な美味しさだった。
蟹玉はいつも缶詰でだけ作っていた。
先日、夫の友人が立派なタラバ蟹を二つ送ってくださって
そのうちひとつは普通にそのままいただいたのだが、
それだけでも身がぎっしり詰まって食べ応えがあったのだが、
残りのひとつを冷凍しておいた。
次回は同じように食べるのも面白くないなあと思っていたのだが、
この身を取り出して、ぜいたくだが、蟹玉を作ってみたら、
美味しいんじゃないかなあ~って思った。
一度、やってみたかったので、やってみることに決めた。
タラバ蟹はとげとげがすごく、軍手をはめて、
手足をはずし、包丁で殻を割って身を取り出す。
身を取り出す時、いつも思うのだけど、その蟹の足の先を使うと
なぜか一番よく身の取り出しをすることができる。
たっぷりの蟹の身と、蟹玉に使う、具材。
具材は長ネギの小口切りと、戻した干ししいたけのみじん切りである。
後で、この干ししいたけの戻し汁を蟹玉の具を伸ばすのに使用する。
では、蟹玉の具を作っていく。
まず、鍋に少しのサラダ油を敷いて、みじん切りの干ししいたけをさっと炒め、
すぐに、砂糖、みりん、醤油で味をつける。
蟹を入れ、ネギを入れる。
料理酒と干ししいたけの戻し汁を加えて、
ひたひたになるように具を作る。
ではいよいよ、卵に混ぜて、焼いていく。
今回は卵を一人二個使用。
まず卵二個を小どんぶりに割ってよくといでおく。
そこに、具を入れ、
よくかき混ぜる。
フライパンを中火で熱し、油を敷いて蟹玉の具を入れる。
そうしたら、フライパンは上下運動、蟹玉の具をかき混ぜるのは回転運動、
という感じにして、半熟状態にしたら、
ガスの火の当たるところに、主に向こう側半分のフライパンがあたるように
焼く。向こう側半分が先にやけて、手前側はあまり焼けない、と言う状態。
向こう側が焼けてきたら、向こう側半分の下にフライ返しを当て
手前がわに折り曲げて乗せる。
折り曲げたら、また軽く焼いてできあがり。
お皿に盛り付けて、
別鍋で蕎麦のつゆのような出汁を作り、片栗粉でとろみをつけた
あん、をかけていただく。
蟹の歯ごたえとまろやかさが絶妙で忘れられない美味しさであった。