十月三十一日(火)
こんな日もあったので、記録しておくことに。
なかなか、歌を歌う時間も取れないが、
今日は、義母をディに送り出してから、
ほぼ半日、歌う。
ヘルパーさんと一緒に義母を送り出すために外に出ると、
「本当に、ひとつも雲がないですね~」
と、二人でつくづくと見上げる。
青過ぎる空。
夜になっても、
空気がきれいに澄んでいる美しい夜空に、
半月を少し過ぎたちょっと脹らんだ半月がこうこうと浮かんでいる。
夕方はいろいろ怒涛の家事など諸々すまし、
ハロウィンということで、かぼちゃのスープを作り、
鯵のから揚げを作り…などして、
まだ帰らない夫以外、みんなとご飯を食べ終えて、
タクシーでギターを持ってラジオの番組へ。
「おかあちゃんのフォーク」のため。
マーミンとのトークが楽しかった。
この年になると、
もうあんまり気負いがなくなっていて、
語りたいことは案外、出てくるものだけれども、
マーミンの核になっているものがしっかりとしていて、
私は本当にこの人を信頼できることに感謝している。
今や、この番組は私にとって、とても楽しみな人生の
不思議なエッセンスとなっている。
曲も、
「空のものがたり」を歌う。
三月からこの弘前をかわいく彩ってくれた、
gmh、が今夜最終日を迎える。
三人のほんとに素敵な若い人達への気持ちもこめて、
この曲を。
歌っていて、緊張したけれども、
結婚して子育てをしての過ぎた二十年あまりの年月のあとに
また、こうして歌っていることが不思議でもあった。
でもまた、一方で、心は満足していて、
やっぱり、曲をこんな風に作って、
たまに、人前でも歌うことを自分はこれからしていこうと、
気負いというものはなく思った。
ラジオが終わって、gmhに向かうも
人がすごくてジョイポに行くと、
たまたま、ラジオを聴いていたよ、と
JKが、ほめてくれてそれがとても嬉しかった。
gmhの最終日を惜しむ人はとにかくすごかった。
知った顔も多かったけれども、
あまり顔の知らない人も多くて、
本当にたくさんの人々に惜しまれているのだなあと思った。
そんなたくさんのたくさんの人々の中で、
カウンターには、リミちゃん、ルイくん、さきこちゃんが、いた。
さきこちゃんは、
あの赤鬼の角をつけていて、いつものようにカウンターの中に立っていた
様子が、いじらしくて、かわいすぎた。
リミちゃんもいつものように美しい動きで
すっと仕事をしていたけれども、感きわまったようなそんな感じだった。
歌い終わって、あまりの人にジョイポ側で坐ってくつろいでいると、
ルイくんがやってきてくれて、
わざわざ、あいさつにきてくれた。
その様子をみたら、恐縮してしまった。
そして、いつも礼儀正しくて、心に余裕を感じるルイくんは
頼もしい存在だと思う。
三人は力を合わせていつも頑張って、
メニューの食べ物はどれも丁寧につくられていて美味しかった。
トマトチキンカレーもスパイスの効いたトーストもソーセージも
ラッシーもコーヒーも
りみちゃんのセンスが生きたスィーツも、
どれも美味しかった。
また、食べたくなったらどうしよう…。
JKがセッティングしてくれて、
gmhの最後に歌うことができたのも、
本当に本当に忘れられない素晴らしい事件でした。
みんな、ありがとう。
ほんとにありがとう。