映画日本国憲法読本
島多 惣作 竹井 正和 ジャン・ユンカーマン 松本 薫 古山 葉子 / フォイル
ISBN : 4902943042
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この本を買ったのは、2005年春、
煉瓦倉庫で行われた「From the Depth of my Drawer弘前展」の
ショップでであった。
たくさんの奈良さんの本の中にこの本もあって、
それを私は手に取り購入した。
表紙の絵が奈良さんだったからなのけれど、
ずっとちゃんと読まずにいたことを反省した。
先日やっと読んだ。
日本国憲法について、
世界の思想家や歴史家にインタビューをして
それをまとめたものだ。
日本国憲法がどういう状況で生まれてきたのか、
そのことがわかる本だった。
知らない歴史の中の事実が書かれていたし、
当たり前のように戦後に育った私は、
日本国憲法についてその背景を考えたことがなかったのだなあ、と
ショックでさえあった。
そして、私のようにそのことに関して知らない日本人はとても多いと思った。
本を読んで、DVDも観たくなった。
映画 日本国憲法 [DVD]
ジャン・ユンカーマン / トランスビュー
ISBN : 4901510320
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この映画も本も、
本当に一度は観て読むことが必要だなあと思う。
そこから、また様々な疑問が生まれていく。
そして、それまでのみ方ととはまた違ったみ方で
今の憲法改正に向けた動きを見ることができるように思う。
一人一人が、そのことを考えたことがどれだけあるだろうか?
どんなふうな背景で日本国憲法が生まれたのか、ということを
少しでも考えることは必要なことなのではないだろうか?
排日運動がどうしておきているのかとか、
そういうことを考えるヒントがあると思う。
原点に帰る、というか…。
子供達を戦争に向かわせたくない。
あまりにそのことに無知でいてはいけないと思う。
子供の頃、私の周りの大人達で、
その家族を戦争で失わなかった人はほとんど一人もいなかった。
皆、親戚の誰かを亡くしていた。
平和な今に生まれたことを
子供の頃はよくよかったなあと思ったものだ。
確かに、60年間という間、日本が戦争をしなかったのは、
この憲法があったからだ。
まず、勉強したり、意識を持ったりすることは大切なことだと思う。
子供達にも話をしていきたい。